10月26日 金

昼過ぎに起床。

曇天。今日も身体が怠い。豆板醤と鶏ガラで作ったスープに、味醂と醤油とごま油でぐちゃぐちゃにしたひき肉をスプーンで放り込んで、春雨と溶き卵加えた肉団子汁にして食べる。凄くインチキな味だ。余ったらうどんでも放り込もうと思ったが、満腹。

加藤さんから連絡。旅行行こうというので、四国を提案するが、近場で、と言われた。全面的にお任せする。〆切一件、送信。

新宿出て、西武で打ち合わせ1件。終わってそのまま居座り、ちょっと仕事。すぐサボってボンヤリ。夕方に目白に移動し、風姿花伝で『じくりじくりと蝕まれていく』観劇。しかし、どの駅からいっても遠い劇場だ。案内には13分と書いてあるが、Googleマップの表示では20分。実際には17分で着いた。徒歩13分は、ちょっと流石に盛りすぎだ。あと公式の地図の縮尺がおかしい。ま、どうでもいいか。

芝居終わって外に出ると、またしても、渡辺えり。凄いなー。今月だけで2えりだ。しばらくその場で待っていると、主演俳優が出てきた瞬間、説教がはじまった。凄い。凄い勢いでダメ出し。ややあって、主宰のヨシダさん出てくると、ヨシダさんに向かってまた、嵐のようにダメ出し。ずーっとダメ出し。や、ホント凄い。あれだけ功なり名を成した人が、他人の芝居にここまで。凄く得した気分になる。案の定、丸尾さんに飲み会連行され、出演されていた今井さんとお話しすることも出来た。お客さん100人呼んだらしい。150人呼ぶこともあるという。丸尾さんは、過去300人を一人で呼んだことがあるようだ。凄い。

体調不良、とのことでヨシダさんは来ず。24時前に店出ると丸尾さんフラフラだが、目白駅前のホテルまで何とか、辿り着く。電車飛び乗ると、新宿でギリギリ終電に接続できた。

電車でさっきの飲み会を反芻。そういえば、初対面の方が、俺を50歳くらいだと思ったと言っていた。うーむ、40代だと言われるのはザラだが、ついに50か。15年のサバ読みだ。けど、まあ、どうでもいい。どうしようもないし。

パソコン開いたが、一行も書かず。今日の芝居のこと考える。究極、俺はヨシダさんとは違う人間だし、彼の芝居にシンパシーも感じない。だが、そんなことは問題ではない。共感などまるで重要ではない。あそこまで自分を晒し、それを芝居に構成してみせる理知の業に感心する。あれこそ作家の態度というものだろう。やはり、俺とは違う。それは当然のことだ。

永井から連絡。この語尾砂漠が更新されていない、という。あれ?と思って調べたら、何かアプリから投稿すると、下書きにストックされるような設定になっていた。一週分をまとめてあげる。大木さんと大迫さんに、LABOの話し相手を頼む旨、同時に連絡。なるべくやる気がある内に録り溜めたい気持ち。大木から返信。明日の夜、大丈夫とのこと。お願いすることに。戯曲は小町風伝を持って行こう。

『トム・ハザードの止まらない時間』読了。