※ここから2021年 10月16日 土

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唐突に再開。このひとつ前の記事は、2019年の5月か。まだコロナのコの字もない時代。平和だったな。ま、ひょっとして来年に世界戦争でも始まってしまえば、今日の日こそ平和だったということになるわけだ。

金曜、友人に夕食のカレーを振る舞い、深夜に駅前のスパに行き、あけて土曜は昼過ぎまでダラダラ。と、友人が、っていうか柴山だが、財布を無くしたという。昨日スパ帰りにコンビニでアイスを買った際、セルフレジで支払いをしたからそのとき忘れたか。

コンビニに電話するが届いていない。そのあと警察に電話すると、届いていた。現金は諦めてもいいので、良かった…と言っていたら、何一つなくなることなくピシリとすべて元のまま、戻ってきた。届けた人は取得者としての権利も放棄して去ったとのことだ。なんだかんだ、善意の国ニポン。

「なくなったと思って」戻ってきた金で、カフェをおごってもらった。ハロウィン仕様のパンプキンなヤツ。甘すぎるがこれもムード。人といるときはなるべく、一人では絶対に食べないものを食べ、飲まないものを飲む、それによって味と記憶がワンセットで焼き付く。

深夜に少し蔵書の整理。整理というか、まあひっくり返してためすがめつ。

常盤新平小林信彦のエッセイを交互になんとなく読んだりする。

5月22日 水

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午前中に起床。

昨日の雨が嘘のような好天。だがカラッとせず、蒸して妙に暑い。もう長袖は着たくないぜ、という勢いで箪笥を整理する。服は全然持っていないが、それでも結構あるんだなー。こだわりとかはまるでナイ。でも案外、そういう人間の方がいらんもの沢山持ってるのかもしれない。確かに、本もコレクターな気分で収集してる時は厳選していた。これを本棚に挿すことで、蔵書のバランスが…みたいな。高校生の分際で、蔵書もないもんだが。気分だけイッパシだった。でも一切、そういう拘りがなくなってからは、ただ買って、読む。爆裂増えてしまった。ゴミに塗れて暮らしてるようなモンだが、ゴミが好きならば仕方がない。圧死以外の最期は有り得ない感じになってきた。公演が終わったら、また整理を再開しようと思うが、公演が終わるとスッカリ忘れてしまうことも、知ってる。愚か者である。

気圧の上がり下がりにやられて、終始ボーッとする。銀行いくついでに散歩して、道端のベンチに座っていたら、幼児が近づいて来て、ビルの建設工事現場を指差し、「あそこにねえ、お風呂が出来るんだよ、知ってた?」と言った。うーむ、お風呂が出来るのか。建設現場にお風呂が出来る、彼はそういう世界観で生きている。しかしここで何か俺が話しかけたら事案、かなあーと思ったが、側にいた母親はスマホをいじっていてまるで関心を払っていなかった。平和、といえば平和なのかな。

渋谷に移動して、ミヤマでコーヒー飲みつつデスクワーク。レイアウト送信。九品仏に移動して、蛇篇の稽古。第3話に入る。あと3割くらいかな。来週くらいには芝居の形が見えてくるだろう。まだまだ客席は寂しい。こういうのはね、呼ばない人は本当に呼ばないからね。こっちでも何か考えないといかんね。

『マーティン・イーデン』読了。

5月21日 火

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午前中に起床。

夜明けごろから降っていた雨が、とんでもない豪雨に化けていた。台風、ではないそうだが爆裂低気圧。とても外出しようというムードではないが、たまの稽古休みに予定を詰め込んでしまったのだった。決死の覚悟で外出。7秒くらいで傘が壊れた。電車も大幅に遅延して、ダイヤは役に立たず。でも、ホームに着いたら、たまたまスンナリ電車が来た。高円寺へ。郁枝と待ち合わせて、研究施設案内して貰う。さて、ヨーグルト作りである。ズラリと並べられた牛乳の紙パックに菌をバシバシ投入。2時間ほどでヨーグル完成。淡々とヨーグルトを作成するのは案外楽しい。外は嵐なので、マッドサイエンティスト気分。お土産にリンゴジュース貰った。三軒茶屋に移動して、シアタートラムで『獣の柱』観劇。終わっても嵐は止まず。ちゃっちゃと帰ればいいのだが、その気にならず。渋谷のザリガニカフェでカレーとコーヒー飲んで、ボケーっとしてから諦めて帰る。そういえば25日は澤岡さんの結婚パーティーだが、なんかプレゼントするって言ってた件はどうなってんのかな。永井に任せておけばいい気もするけど、どうなのか。桑原から、明日のLabo動画送ってきてあった。相変わらずコンプがきついが、まあ俺の収録環境がそもそも酷すぎるのだろう。やっぱマイクくらい欲しいよね。やれる範囲がいいとは思うけども。戯曲書いたり、ギターちょっと弾いたりしているうちに、すぐ朝。

『ガラスの城の約束』読了。

5月20日 月

午前中に起床。

掃除、洗濯、買い物。銀行にも行こうと思ったが気力なし。戯曲をプリントアウトして、吉祥寺へ移動。ベースで打ち合わせ、まとめて2件。〆切もまとめて貰って、とりあえず芝居終わるまで猶予を貰う。終わった後の地獄が目に見えているが、まあ、嫌なことは先送りである。終わってちょっと時間あったので、ココナッツディスク寄ってウロウロ。音楽はほぼサブスクリプションで聞くようになってしまった。でもやっぱジャケットを並べたりもしたい。欲しいと思った瞬間、ソフトが手に入るというのは素晴らしいことだ。でも、買って家に持ち帰る間の時間をソワソワと過ごすというのも、素晴らしいエンタメである。買った本を持ってすぐ喫茶店にいってパラパラめくる、とかね。芝居も、観に行く前に出かける服を選んだりとか、どっかでご飯食べて行くか、とかそういうのがね。楽しいよね。昭和かな。娯楽は生活の一部であって欲しい。データだけが欲しい場合は、いいけどね。住み分けである。いい時代には違いない。

上北沢へ移動して、蛇篇の稽古。メンバーが全員揃った。パパッと動きをつけて、第2話をザッと通してみる。もう少しこ慣れてから、動きを整理しようと思う。終わって、飲みに行こうか、というと珍しく川上がついてきた。家が近いからいいのだと。岩松、江花、小池、金澤もきた。川上のかなり壮絶な生い立ちなど聞き入る。いろんな人生があるもんだ。24時前に解散。

『表現の技術』読了。

5月19日 日

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昼過ぎに起床。

風呂に入ってから、下北沢に移動。駅前劇場で大迫さんの出ているアナログスイッチ観る。満席。祝福的な客席だった。うまくいってる人気劇団って感じ。芝居はちょっと長かった。俺は絶対に作れない芝居。ボンクラ男子の中に、美女が1人入ることで、男子たちの絆が試される、という構図は、男女を逆転しては成り立たない。美女は、生贄である。まあ、そういう話ではあるので、不快とかではまるでないけど、どこまで自覚的に作ってるかは疑問。こういう芝居を観るといつも思うのだが、俺は劇中のこいつらとは絶対に仲良くなれない。それはもう、私が悪い。俺は本来、これを観に来る客として想定されていないのだから。大迫さんは指をワキワキしながら好演。終わって稽古まで2時間ばかりあったので、駅そばのカフェでコーヒー飲みつつ、メールチェック。ちょっと戯曲。

上北沢へ移動して鳥の稽古。平川さんが来たので、出演シーンを集中的にあたる。桃子さんがまだまだ苦戦してる感じ。大浦さんは必死。必死だが何言ってるかは分からん。これからでしょう。終わって駅前のインドカレー屋で江花さん、大浦さん、桃子、平川らとカレー食べてビール飲んで帰る。桃子さんもアナログスイッチ行ったという。感動していた。素晴らしい観客である。おれはひねくれ者で、駄目だな。23時半に解散。

『バレエ・メカニック』読了。

5月18日 土

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午前中に起床。

戯曲をプリントアウト。勢いで書いた部分がよく書けてる。勢い、どこから来るのか。上部のストーリーを進めることは幾らでも出来る。戯曲を段取りから救うのは、たった一つの迂回のシーン、一言か二言のセリフである。その数行が出てくるまでに数時間を使う。まあ、ハカがいかない事です。絶対にプロにはなれない。プロのアマチュアを目指そう。散歩しつつ、郵便局へ。途中、子供が乗り捨てたキックスクーターがBMWだった。あるのかよ、BMWのキックスクター。ビアンキの三輪車もあるしな。ベンツのオマルとかもあるのか。ないか。どうなんだ。

渋谷まで移動して、センター街のミヤマでデスクワーク。忍田さん来るかなと思ったが現れず。駒澤大学に移動して、稽古。取り敢えず、2話目を詰めて通してみる。概ね、小屋入りまであと一ヶ月。Tシャツやら戯曲やら、グッズをどうするんだろう、とは思うけどまあ任せてあることは首突っ込まず任せよう。サッサと帰って明日の取材の準備してから、戯曲をちょっと書く。先は見えた、が、見えた途端に変えたくなるので、困ったものです。恵美さんから連絡あり。来週あたり、どっかで飲もうという話。飲むのもいいが、今俺は喫茶店欲が凄い。喫茶店にいき、本を読み、雑談をして、ナポリタン食って、退屈したい。至高の贅沢。

『父と私の桜尾通り商店街』読了。

5月17日 金

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午前中に起床。

着信履歴あったので折り返すと、今日宇都宮行ける?などとタワけた事を言われたので、行けません、と返す。こうやって世間を狭くするが、まあ良し。俺は俺でやっていくので、皆も皆でやっていこう。

鳥、蛇ともに戯曲の2話目が佳境。朝方まで書いていたシーンをプリントアウト。いいのか、悪いのか。いや、悪いってことはないのだ、いつだって。どう書いても俺の戯曲は面白い。ジャッジの材料はそこではない。じゃー何?と言われても、なんかー。。。としか言いようがないところが、まあダメな所だ。今日は蛇の稽古だが、新しい部分はちょっと保留。これまでの部分で歯抜けが多いので、そこを固める方針でいこう。

新宿に移動して、西部の会議室でミーティング。なんか、ヌルい顔合わせみたいな雰囲気で始まるので、テキトーに聞き流していたら、後半いきなり、どどーっと内容詰め出したので、面食らう。ペース配分が謎すぎる。終わって、紀伊国屋寄ると、ビルの両側面の建物が同時に取り壊されており、剥き出しの紀伊国屋書店が出現していた。こ、これはレアではないか?と思い、わざわざ両サイドに回り込んで写真を撮る。昨日も王ろじ来たのに全然気づかなかった。

新代田へ移動して、明里さんとLabo収録。着いたら、まだ戯曲読んでた。もう終わるから!と言うので5分待って、収録開始。大木さんと似た雰囲気で、割合ポンポン喋れた。ちょっと時間切れになってしまったので、稽古場へ行き、空いているロビーで残りを喋る。そのまま、明里さんは稽古も付き合ってくれ、椎葉さんの代役をこなし、稽古後の飲みまで来た。今日の報酬として、俺の奢り。下間、田尻、金澤、田村などと一緒に飲んで、23時過ぎに解散。

郁恵から連絡あり。同窓会の話出てるというが、積極的にパス。勤めている生協の研究会で、発酵菌をなんかいろいろ使ったヨーグルト作りしないかというので、そっちには興味あり、と伝えておく。うまく育てられれば、一生ヨーグルトは増え続けるという。恐ろしいことである。まあ、こういう場合、俺は大抵、うまくは育てられない。サボテンさえ枯らす、それが俺という人間である。明け方まで、戯曲。地味なペース。