4月14日 日

午前中に起床。

昨日出来なかった洗濯をして、買い物。駅前の食料品スーパーのリニューアル開店に人が押し寄せ、何と入場制限がかかっていた。まあ確かに安い店ではあるのだ。牛乳一本、198円。隣のイトーヨーカドーで買えば228円。その30円に、入場待ちをする価値があるかどうかは人それぞれ。俺は静かにイトーヨーカドーで買い物を済ませる。郵便局に寄って、小池さん出演の劇場へフライヤーを郵送。今日は打ち合わせも締め切りもないので、稽古に行くまで戯曲を眺める。ポリュケイネスの対話のシーンを直そうと思ったが、そもそもまだ、俳優が揃ったこともない組み合わせなので、決め手に欠ける。消しては書き、をしているうちにもう出掛ける時間だ。

池尻大橋に移動して、鳥篇の稽古。平川さんが瞬間的に合流。大浦さんと江花さんは、今週から公演のため不在。まだまだ、冒頭の動きをしつこくあたる。動きに負荷を掛けた分、セリフはすいすいと出る感じ。ちえこは、新しい職場への不満が蓄積してるという。まだ勤めて一週間だけどな。まあ、ダメだと思った場所からはサッサと撤退するに限る。俺は逃げて逃げて、いまこのザマではあるが、後悔などはまるでない。逃げ足は早い。ネットで、中森明夫が自伝的な連載をしているというので読んでみる。まあ、いつもの通り、よくここまで自分を美化できるものだと呆れかえるほどのウットリ文体。面白いんだけど、気持ち悪い。術中、ということか。法螺吹きの大先輩として見習いたい。

『ガルヴィアスの犬』読了。

4月13日 土

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午前中に起床。

今日の天気は快晴。爽やかで空気はちょい寒い。本当は晴れ間に洗濯しておきたいが、すぐ出る時間なので、マフラーだけ巻いて下北沢まで。来るたびに駅前が変わるなー。でも小田急線と京王線の出入り口が独立して、出やすくなっていた。東口が完全に玄関になったのだなー。本田劇場前でみどりと合流。ガード下のケージで曽我部恵一のフリーライブを観賞。しかし、設営のミスじゃないかというほど、人が溢れてしまい道路にまで列が出来ていた。40分くらいで終わって、曽我部氏、その後は写真撮影に気さくに応じていた。何ならイエーイ、とか言ってた。15歳で始めて観たサニーデイサービスのライブ。曽我部氏は、終始不機嫌で、淡々と演奏し、MCもなく、ぶっきらぼうにギターを放り投げて帰った。アンコールにも出てこなかった。それが何だか凄く好きで、ライブに通った。時間は過ぎるものである。それにしても、またちょっとデカくなっていた印象。みどりはノリノリでツーショット写真とって貰っていた。ブックエンドでコーヒーをテイクアウトし、のどかな下北の街を、フラフラと徘徊。カレーの惑星でチキンキーマカレー食べて、星野珈琲でしょうもない話をダラダラと駄弁る。

みどりと別れて新宿に移動し、西口のエコーで新規の仕事の顔合わせ。納品は9月なのだが、事前の資料の量が膨大。ちゃんと進めないと酷い目にあいそうだ。終わって18時半、ヨドバシカメラ前で桃子さんと合流。暇なメンツで飲もうと言ってたのだが、大迫さんは劇団の会議が入ってしまったとのことでキャンセル。明里はこれまた劇団のオーディションで終わる時間が見えない、とのこと。松村とは20時に合流なので、1時間半ほど、立ち飲みバールで日本酒を引っ掛ける。桃子さん、就活、第一志望はダメだったらしい。期限までに連絡来なかった、とのこと。どうせもう落ちてるならダメ元で、『なんで私落ちたんですか?』と連絡してみたら、などとけしかけたりした。松村と合流して、居酒屋に移動。桃子さんの特殊な恋愛やら失恋やらのアドベンチャーエピソードを聞いたりした。明里はやっぱり来られないとのこと。居酒屋出て、〆にベローチェでケーキを平らげて解散。ついに飲みの締めにベローチェを持ってきてしまう人々。

明日の稽古のために戯曲と動線のチェック。桑原からメッセンジャーで、引っ越し先に何も文化がない、本屋も映画館もない、生きていけない、と嘆きのメッセージ。

『流』読了。

4月12日 金

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午前中に起床。

寝入ってから1時間ちょっとで、一旦目が覚めてしまい、寝れるかなと心配だったがチャンと二度寝できた。今日も肌寒い感じ。天気も微妙。コーヒー一杯飲んですぐ新宿。西口のエコーで打ち合わせと納品。スケジュール相談。居残ってメールチェック諸々。永井から連絡。今日、北千住でフライヤー撒こうという話をしていたが、まだ時期的に早いのでは?ということで後日にすることに。じゃあまあ、カレーでも食べるか、と夕方にまた連絡することにする。

東口に移動して、ケイズシネマで『漂うがごとく』観賞。終わって永井に連絡したら、お腹の調子が悪いとのことで、カレーはなし。BOOKOFFに寄って帰ろうと思ったら、店を出たタイミングで美咲さんから連絡あり、飲み行こうというのでノコノコ行くことにする。渋谷のかっぱ→鹿島をハシゴ。途中で野上も合流。久々に今読んでいる小説や、アメリカ文学の話などをして学生のようだった。なんだかんだ去り難く、終電を逃してしまったが、美咲さんが泊めてくれる、というので3人でタクシー移動。川の向かいにポツンと取り残されたようなマンション。地上げしそこない、というか。チャンと住む場所にもその人の人格が表れる。今日、金曜ロードショウでやっていた『風立ちぬ』の録画を観ながらゴロゴロする。ジブリで一番好きかも、というくらい好きな作品。展開もいいが、特にセリフが素晴らしい。アイディアに満ち、しかも次の瞬間を示している。溜息が出てしまうな。それだけに、最後のヒロインのセリフは『生きて』ではなく『来て』であるべきだった。地獄巡りを経た、メフィストフェレスとの邂逅、その美しい構造が無残に崩れてしまった。でも興業的には成功なのだろう。プロの仕事である。素人は気楽に好きなことを言う。などとダベってラストシーンを勝手にアフレコして遊んだりした。

始発で帰宅。電車で割とガッツリ寝てしまい、やや目が冴えてしまった。先日、かとこに貰ったパキスタンのパウダー使って20分でカレー作って食べる。米は炊いてないので、素カレーである。トマトとクミン、ガラム、カルダモン適当に振り撒いて混ぜただけだが、意外に絶品。地力のあるカレー。煮込み時間ゼロなのに、人参をデカく切りすぎて、生煮え。ウサギのようにボリボリ食むのもまた、愉し。

4月11日 木

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午前中に起床。

一転、快晴。でも空気はけっこう冷たい。一応、コートがいるかなー。昨日の雨で庭のチューリップが一輪、花開いていた。メールチェック諸々。一件、問題が起きているらしく、切羽詰まった情報が入り乱れているのを対岸の火事で眺める。こういうしょうもない諍いを見るにつけ、引退への想いを強くするのだった。大木、桑原からslackで連絡あり。今日の稽古の為の台本をプリントアウト。よくよく考えたら、演技をまだ観ていない俳優がいるので、差し当たりセリフを読んで貰って、キャスティングから考えようと思う。

渋谷に移動して、センター街のミヤマコーヒーで篠田さんと打ち合わせ。こちらはお陰で極めて順調。次回の受け渡しで終わりに出来そう。終わってそのまま居座り、レイアウト作業。九品仏へ移動して、蛇篇の初稽古。キャスティングをして、アタマから動きを付けていく。初めての俳優で組んだチームなので手探りながら、稽古終わる頃にはなんとなくスムーズになってきた。終わって電車の中でメールその他チェック。柿の田中氏から連絡。近いうちに飲みに行きましょう、というお誘い。スケジュールを伝えて来週いくことにする。インタビューは来週アタマに稽古場でしてもらうことに。インタビュー3日後が入稿締め切りってバタバタだが、まあきっと締め切り直前で枠が埋まらなかったので、依頼が来たのだろう。有り難いことではある。こちらの公演企画書を資料として送る。丁度プレスリリース作ってて良かった。渡りに舟。

明大前に移動して駅前で菜那さんと合流。お勧めの謎のカラオケバーで飲む。歌は歌わず、ずっとマラカスを振っていた。始発で帰宅。ちょいちょい雨が振っていて、また寒い。Laboの次回分、アップロードしてくれていたのでチェック。バッチリである。

4月10日 水

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午前中に起床。

けっこうな雨。恐ろしいほど、寒い。気温はなんと3℃だと。関東地方で雪が降っているところもあるらしい。もうどんな気候になろうと驚きはしないが、寒いのは困るなあ。昨日も半ズボンで出かけて、ややいじられたが、今日はとんでもないな。まず熱い風呂を沸かして入り、シャツの上にジャージを着て、その上からしまったコートを引っ張り出して着込み、マフラーまで巻いて出たが、それでも寒かった。手袋も必要だったなー。傘をさすと手が無防備になるしね。四谷へ移動して、事務所でミーティング。なぜ明日でも良かったこのミーティングを今日でお願いしてしまったのか。これさえなければ、今日は一応フリーで、部屋に篭っていることが出来たというのに。普段は日中、あまり部屋にいたくないので、一個くらいは外出の予定があって欲しいのだが、さすがに四月半ばに、この極寒では気が滅入るのだった。電車の中も暗く淀んで、とても春とは信じられない。昔観た、核戦争後の暗い未来のようである。2019年だし。レトロフューチャー

大木から、Labo次回分の動画送ってきてくれた。ほぼ完璧。一箇所だけ修正をお願いする。ホントに何とかなってしまいそうで頭が上がらないな。もう、動画作成に関しては桑原大木に任せて、俺は淡々と録音とキャプション作りに勤しもう。桑原家は引っ越しが大変のようだから、どっか別でストックを作っておいてもいいのかもしれない。今のところアテがあるのは、大迫さんだけだが、彼女も劇団公演の前だしな。終わった後の方がいいだろうなあ。某演劇系サイトから、インタビューの申し入れあり、有り難い。新宿に移動して、三丁目のベローチェで永井と合流。ダラダラとダベりつつ、プレスリリースについて相談。過去の企画書をベースに永井がまとめてくれた。永井が腹が減った、と言うので松屋でカレーを食べてから解散。それにしても本当に寒い。毛布を引っ張り出してきて何とか凌ぐのだった。ブラックホールの存在が確認された、というニュース。しばらく放置していた花が枯れていて、ゴッホの絵っぽくなっていた。

『宿借りの星』読了。

4月9日 火

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午前中に起床。

すっかり好天気。洗濯機、掃除、買い物。図書館にも寄って、平田オリザの本を借りる。書棚のどこかにはあるはずだが、見つからないので。そんなんばっかりだな。もう本は手放していい。いいのだが、手放す本を選別するのに一年くらいかかるだろう。ときめかなかったらモノは捨てていいらしいが。そのときめき、の定義を飲み込むのにまた一年かかるだろう。俺は偏屈である。図書館に寄ると、習性で新聞を延々と読んでしまう。新聞は面白いなー。文字で出来ているそのビジュアルに痺れる。なんか、新紙幣を作るらしい。一万円は、澁澤栄一。正しく中二で帝都物語全巻を読破した身としては、まあ帝都の危機を霊的に防衛してくれそうで結構ではある。基本的には、どーでもいい。どーでもいいが、五円玉はいい加減、算用数字表記にした方がいい。外国人が無駄に困ってるぞ。スパゲティを茹でて、テキトーなミートソースをかけて五分で作って五分で食べる。昨日、もう自炊写真はあげないと言ったばかりだが、つい習慣で撮影をしてしまった。うーむ、いやだこんな習慣。ほんとに、しばらく、やめよう。

吉祥寺へ移動して、駅前のドトールで打ち合わせ一件。メールで来た新規仕事の一つ。まあ、取り敢えず一度やってみましょうという感じ。終わってそのまま居座って、メールその他諸々チェック。Labo、マッチ売りの少女最終回がアップロードされていることを確認。サイトも更新しておく。さて、これで遂にストックが尽きた。来週更新されるかは、神ならぬ大木頼みとなった。と、いうところで正に大木から連絡。次回分のビジュアルを仕上げてくれたのだった。有難い。何とかなるかなー。この「どんな形であっても絶対に間に合わせる」姿勢は、桑原にはまるでない。ダメだったらどうするか、という案を考える前に、ダメにしないよう手を動かすのが大木。全く頼もしい。勿論、桑原のセンスに寄っているので、そもそも俺は一人では何も出来ない。感謝は前提のハナシである。永井と連絡取り、プレスリリース、明日の夜一緒にやることにする。

渋谷から池尻大橋に移動して、鳥篇の稽古。18時~22時。もう一度、アタマから動きを考える。悩みつつ、手探りでやっていく。皆の反応が良く、熱心に作ってくれるので、思ったより早く光明が見えた。慣れることなくやっていきたい。今日は大迫、平川以外は来たので進んだところも多かった。江花さんと大浦さんが本番前にも関わらず来てくれて有り難い。次回からは結構、寂しい人数になるのかなー。その分セリフを進めてみようかな。岩松が稽古を早抜けすると、誰も飲みにいかないでスイッと帰る。桑原から、チケットのデータ来たので、チェックして入稿。さて、次はTシャツかなー。これはもう永井に任せてしまうか。データ一件仕上げて送信。

『すべての、白いものたちの』読了。

4月8日 月

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午前中に起床。

久々の雨。降ったりやんだり。起き抜けに、昨日の稽古のことを考える。セリフは、最後でいい。動きのことを考えよう。戯曲の書き方がいつもと違うのだから、その戯曲へのアプローチもまた、変化させないとダメだ。などと覚醒しつつ、Facebookに稽古のメモを書く。なんとなくだが、Facebook、昨年よりもさらに廃れてる感じがする。気のせいだろうか。まあ、公演のとき以外はまるで覗いていないし、とてつもない使いづらさは相変わらずである。なるべくなら触りたくはナイ。先週、高尾山に登山した時の鶏肉が余っているので、唐揚げにして食べる。この、毎度華のない自炊写真を撮影する瞬間が、近頃大層苦痛になってきた。ので、今後なるべく他の写真でお茶を濁す方針でいきたい。たまにはいいが。義務のように作った食事の写真をあげ続けることの苦痛は、やってみて初めて知った。俺はルーティーンが苦手である。

新宿に移動して、紀伊国屋を回ってから三丁目のベローチェへログイン。メールチェック、業務連絡諸々済ませて、シコシコと戯曲を書く。役者を見ると、全部変えたくなる。悪い癖である。桑原から連絡あり、Laboの次回分、大木さんに任せたとのこと。すぐに大木さんから、イラレ画像データ送ってくる。素晴らしい出来。グラフィックデザイナー夫婦、いいなあ。修正箇所、ちょこちょこ送る。永井からは、新聞の演劇欄に取りあげてもらうべくプレスリリースを書くよう要請される。ううむ、さてどう書くかな。通りいっぺんのこと書いてもしょうがないが。ちょっと考える。夜から、末廣亭で四代目三遊亭圓歌、襲名披露興行。仲入りから入ったが、なんと満席。花緑の代打で、一朝の「牛ほめ」も聞けた。終わって、ラッツで一杯飲んで帰宅。明日の稽古のために、戯曲を眺めつつ、動きのイメージを悶々と。夜半、気の重い報せ。

根府川へ』読了。