1月19日 土

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昼前に起床。

うすら寒い。毛布をもう一枚かけて寝るべきだった。寒いまま寝ると、起きた時身体がバキバキと痛い。ちっちゃくなって寝るからだろう。不幸である。不幸な身体を慰めるために風呂を沸かす。熱い湯船に浸かりながら、戯曲のことをずっと考える。取り敢えず月曜まで差し迫った仕事はない。今日の夜は桐村主催の、羊肉を食う新年会だし、明日は松村提案の焚き火と釣りだ。その隙間に戯曲を書こう。兎に角、書くのだ。新宿に出て、紀伊国屋BOOKOFFちょっと見てから、らんぶるに篭って書く。ポリュケイネスとアンティゴネ、その役割を入れ替えるシーン。ちょうどキリのいいところで、永井との待ち合わせの時間なので、上野まで。駅で落ち合い、業務スーパーで明日の焚き火に放り込む材料をいろいろ買う。安いが分量多くてなかなか全部処理するのは大変そうである。あとマシュマロがない。永井が、マシュマロは絶対に必要、と強弁するので、町をふらつき普通のスーパーに入る。無事マシュマロは発見されたが、サツマイモにジャガイモ、サトウの切り餅まで買い物カゴに放り込んだ。まあ兎に角火に放り込んでしまおう。肉は明日の朝、おれが調達していくことにする。

19時前に店の前に行くと、既に桐村、いとこん、ぐっさんが揃っていた。柴山は体調不良で欠席。弱ってるなあ。ちょっと心配である。店ではただひたすらに肉を焼き、肉を腹に詰め込んだ。本当にまるまる一匹、子羊の背中がやってきて、丸焼きの火炙りでグルグルと焼かれた。それはまあ、客向けのデモンストレーションで、一通り焼き、切り分けると、残りは厨房でカットされて返ってきた。途中で飲み物を頼んだのだが、出てこず、店員にオーダーを確認したら「あっすいませーん、忘れちゃったー」としごく正直に言ったのが好印象だった。マニュアル接客では「確認してまいります」などと言うのだろうが、よっぽど好感が持てるのである。忘れることは仕方ない。それを取り繕う必要などないのだ。

桐村さんも、いとこんさんも、ぐっさんも、皆、仕事が順調のようで結構だ。桐村さんは、引っ越しもし、仕事も既に多く片付け、明日からはカレーを食べまくるためだけに大阪へ行くという。彼氏は子供の頃から、親に与えられたマンションを転がして蓄財し、ついに自分用のマンションを買ったという豪気な話も出た。スケールが違うのである。おれに一平方メートルくれ。本を置く。

羊を吸収し尽くして、22時過ぎに解散。明日の件、一応松村に確認。一昨日、体調めちゃ悪そうだったが、果たして大丈夫なのか。12時に新木場で待ち合わせることにする。来週末までのレイアウト、少しだけ手をつけておく。

『作家と一日』読了。