3月17日 日

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午前中に起床。

起きてすぐ南武線で某駅。某駅、と場所を濁すのは、今日は『柿喰う客』の稽古場にお邪魔するからだ。その稽古場では、人気のいわゆる2、5次元舞台の稽古も行われており、稽古場が知れてしまえば、イケメン求めてファンがやって来てしまう可能性があるからである。約束の40分前に着いたので、駅前を散策。ほどよく栄えたいい街だが、何か違和感を感じる。ふと建ち並ぶビルの窓を見れば、マッサージ、マッサージ、マッサージ店ばかりだ。凝って凝ってしょうがない街なのか。駅徒歩20秒のドトールに入る。頼んだコーヒーと一緒に渡された紙片には、『このチケット提示でマッサージ30パーセントオフ』の文字。この街で『揉み』から逃れることは出来ない。時間になったので、駅前に戻ると、中屋敷氏が迎えに来てくれた。小さな工場をリノベーションした稽古場。秘密基地みたいで、いいなあ。穂先氏に昨日忘れた財布を手渡す。昨日、なんとか帰れた、というが、その『なんとか』がどんな手段なのかは聞けなかった。

稽古は面白かった。セリフはまだ6割くらいしか入っていなかったが、演出はハッキリと完成形とその方向性を示していた。おっ、と思うようなアイディアもあり。でも案外、そこは俺でもそうするなーと思う箇所も多かった。まあ俺の戯曲なんだから、当たり前なのかな。どうなんだ。一通り通して、2時間ほどで退出。帰り道、駅までぶらぶら歩いて道々の飲食店を眺めると、とんかつ、串カツ、串カツ、とんかつ…。かつ、と、揉み、で出来ている街。嫌だよ。

新宿へ移動して、ベローチェへログイン。永井へ連絡して、週明けのチケット販売開始のための準備を相談。今日、仕事の後なら合流できるというので、それまで細々と仕事。篠田さんにレイアウト送信して、フと周囲を見渡すと入り口に入場待ちの長蛇の列だ。コーヒー一杯で既に3時間。空いているなら兎も角、さすがにちょっと悪い気がしてきて店を出る。世界堂前で永井と待ち合わせて、5メートル先のタリーズへ。今日は朝からドトールベローチェタリーズのコンボを決めたことになる。コーヒー腹である。チケットメールフォームの自動返信の設定をチクチク詰め、俳優へのチケットの取り方のレクチャー文章も作成。終わって草枕へ行くが、なんとソールドアウト。がーん。カレーへ導いてくれという永井の悲痛な叫びを受けて、紀伊国屋脇のガンジーでトマトとチーズのカレーを食べる。22時過ぎに解散。戯曲、マダラ姫を頭から見直していく。語尾と主語が気になり始めるとボチボチ大詰めという感じ。

アメリカ最後の実験』読了。