11月14日 水

昼過ぎにに起床。

よく寝た。首の調子は概ねよくなったが、まだ少し痛みがある。グリグリとストレッチする。洗濯、買い物のついでに散歩。公園のブランコは相変わらず、閉鎖中のまま。牛肉の切り落しが安かったので買い、じゃが芋、しらたき、人参で肉じゃがを作る。干し柿を収穫。いい出来だ。干しただけだが。渋い果物が干すだけで甘くなる。干しのパワー。干しの不思議。

メールモロモロ連絡。明日の〆切、懸案事項確認のため、週明けまで延びる。気を抜いて、ダラダラとデスクワーク。大迫さんと録音したヒネミの音声、聞いたりする。うーむ、相変わらず、ちょっと口が滑ってるな。細かいカットの指示出すのも憚られるので、何なら自分でちょいちょいカットしてしまうか。リストデータ、一件送信。

夕方からバンド練習、という名のレジャーがあるので、曲のコード譜を用意。大迫さん作詞の曲、改めて歌詞を読むと脳がどうかしてるとしか思えない。個性、というのは何にも増して得難い武器である。ほとけ君がカレー食べたい、というので18時に新宿で待ち合わせる。カレーらしいカレーがいいというので、基本として、ガンジーにいく。ブレのないビーフカレー。男二人、あっという間に完食。カレーはパッパと食べないとね。15分歩いて代々木のスタジオへ。10分前に入ると、既に大迫さん来ていた。ロビーでタバコを吸う様は、まるで大物ミュージシャンである。やっぱり俳優、貫禄あるな。すぐにちえこさんも合流し、ドッカンドッカン練習する。ボーカルはいないが、ドラムとベースが揃うとやっと音楽ぽくなる。ドラム、相当いい。気まぐれでパワフル。ほとけ君はパワーコードオンリーだが、早くオープンコード覚えてくれればいい。

終わって大迫さんは帰ったが、ちえこ、ほとけと、例のあやしい店で飲む。二人の田舎者トークに耳を傾ける。遠野では、中学生でカップルが出来ると、家族ぐるみの付き合いとなり、結婚までいくという。人生が早いなー。ちえこ三姉妹は全員、その世界から抜け出して東京でプラプラしているそうだ。素晴らしい。プラプラこそ都市に住む醍醐味である。

22時過ぎに解散。一人で三丁目の珈琲貴族入り、ちょっとカノン。登場人物を一人削り、エピソードを追加してみる。戯曲の文体について考える。文体、といってもそれはセリフだが。セリフの「運び」というか運動というか。ごちゃごちゃ考えて、結局元に戻るのかもしれないが、それもいい。結果、すごくシンプルなものになったらいいと思う。終電で帰る。松村から連絡。矢来能楽堂、ちょっと無理っぽい。仕方ないが、謎の情熱が有難いし、嬉しい。今日の練習の録音を聴く。ドタバタしてるね。

『眩』読了。