10月22日 月

午前中に起床。

結構、乾燥してる。肌寒い、と言っても良い。そんな訳で、掃除と洗濯、買い物の後、クリーニング引き取った勢いで一応、衣替えをするかと思い立つ。箪笥の中身を入れ替え始めるも途中で飽きて中断。長嶋有のエッセイなどつい読み耽ってしまう。まあ、まだ10月だ。ノンビリやろう。今日もしぶとく半ズボン。

米炊いて、カマスに味噌塗って炙って食べる。付け合わせに野沢菜漬。味噌汁には残り物の人参と茄子の切れ端放り込む。白味魚は調理もし易いは食べ易いはで大変、宜しい。骨もぺりぺりとキレイに剥がれてご機嫌。干し柿も食べる。満腹である。しばしボーゼン。

週末放っておいた連絡、モロモロ処理してデスクワーク。夜、池尻大橋で劇団の会議。初めての場所なのでGoogleマップで位置確認すると、まんだらけの角を曲がった場所だと判明。まんだらけ、まだ存在しているのか。池尻大橋に。しかし、どうせ道に迷うだろうから、と駅で江花さんにピックアップされる。俺を飛び越えて、俺を荷物として運搬する相談を皆がしている。江花さんのiPhoneに表示される最短距離が、俺のものとはまるで違う。多分、俺のGoogleマップは、イージーモードなのだ。大通りを二回曲がるくらいの道順しか表示されない。江花さんのは、入り組んだ住宅街をグリグリと縫って歩くハードモードだった。まんだらけは通らなかった。途中、自転車ですれ違った男女の断片的会話、

「誰だっけ?」

「あの、野沢雅子に激似のインストラクター」

に、江花と爆笑。他にも、池尻大橋の人々は、なぜか自転車で行き交いながら大声で会話を交わすのだった。

江花、澤岡、永井、岩松、田村、あとりっつん、いつになく大勢揃った会議、来年の6月の公演のこと。偉い未来の話だが、イロイロ話す。スタッフと予算、キャスティングのことなど。ギジレン連中にもオファーしてみるか、ということになり、風太、辰海は俳優で、門田は搬入搬出のドライバーとして依頼することに決める。門田がいじけないか、心配だ。でもまあ必要な人材だ。こないだの公演では、岩松が事故ってしまった。本番当日に出演俳優が車転がすのは、やっぱ無謀。

概ね、トントンと決まったが、結局柴山が来ず、時間切れで施設を出る時に現れた。そのまま駅前までトンボ帰りし、柴山、永井、りっつん、岩松と中華料理屋で食事。店の店主が兎に角、早く帰りたがっており、料理を出したかと思うと、1秒でも早く食器を片してしまおうと、じっと狙っていた。りっつんのおめでたい話などいろいろ話す。柴山、なんか疲れているようだ。明日遊ぶ予定だが、はしゃぐような感じでもナイ。のんびりするか、と言いつつも、東京ドームシティのお化け屋敷行くという。とんだ浮かれ計画だ。23時半頃、解散。帰りの電車で、永井が今体重36キロしかないと言う。おれの半分だな、と言うと、おじさんは皆そう言うと言っていた。うっかり凡庸である。凡庸な己を叱る。

帰って明け方までダラダラしながらレイアウト一件完成させ送信。

『ヨゼフチャペック エッセイ集』読了。