10月20日 土

午前中に起床。

曇天。晴れてたら洗濯しようとおもったがやめ。僅かな床面積に掃除機かける。連絡モロモロ。Hから資料、データで来ていたが、なんかヘン。文字化けしたり、段組が狂っていたり。元データ送って貰うことにする。まあ、二度手間である。

さて、ちょっと遠出してみるか。だが、どこ行くかなどと調べたり考えたりしていると、面倒で出かけなくなってしまう。なにせ目的があるわけではない。まるでないのだった。こういう時は、まず外に出てしまう一手である。本とパソコン持って、取り敢えず新宿。ホームに出ると丁度やってきた総武線の各停に乗り、行き先を考える。大船で東海道本線に乗り換え、熱海まで行ってしまう。1時間丁度で、海だ。寒々しいが、海は海である。今年始めてみた海である。調子に乗って、さらに30分、伊東線に乗って伊東まで行ってしまう。ハトヤはいい風呂、の伊東だ。真っ赤な電車でなんか、カッコいい。オモチャみたいでもある。駅に着いたら、バス停に留まっていたバスが、本当にハトヤまで行くバスだった。ので、もう何も考えず乗る。本当に着いてしまう。海底温泉て書いてある!嗚呼昭和だ。平成が終わるってハナシだが、俺は今、ひとり昭和にいる。

フロントで聞くと、日帰り入浴に五百円追加で漁師鍋定食が食べられるというので、ビールまでつけてしまう。最高。窓の外はなんか、平たいプールで、子供が走り回っていた。恐ろしいことにWi-fiが飛んでいる。仕事も出来る。出来るがしかし、シャットダウンだ。海底温泉は、なんか、ホント、アトラクションだった。ガラスの向こうで魚が舞っていた。足裏マッサージも堪能した。出口に掲げてあった、日帰りダンスプランの看板が謎だった。伊東まで来て、入浴し、ダンスを踊って日帰りで帰るプラン。どんな需要だ。

送迎バスで伊東駅まで戻り、踊り子号で品川に戻ると20時。8時間の旅だった。新宿に出て、らんぶるでコーヒー飲んで、落ち着く。ホントはもうちょっと遠くにも行きたいが、まあ、取り敢えず気を鎮めよう。持ってきた別役実の戯曲本パラパラめくり、『カンガルー』拾い読みしたり。22時過ぎに帰る。

部屋に戻ると、Amazonから本が届いていた。LABOの影響で、古い戯曲本を買い足してしまう。気を付けねばならない。

深夜、ゆーこからLine。明日時間あれば、芝居観に行こうと。まあ、あまねく万人に時間はある。フと思い立って海底温泉に行ってしまうほどに、あるのだった。元データ受領。明け方にまとめて、送信。

『ミラノ 霧の風景』読了。