10月11日 木

昼前に起床。

昨晩仕込んだカレーにナツメグを追加して、小鍋に移して温めて食べる。残りは冷蔵。

終日、デスクワーク。あっちに手をつけ、こっちを進めでダラダラ進行。2件、目処つけて吉祥寺へ。くぐつ草とエクセルシオールをはしごしつつ、作業。カップルの彼女が、彼氏に、スマホで決済するシステムの導入を執拗に勧めていた。スマホ決済にしなかったら、もう別れる!という勢いだった。何故だ。彼女が企んでいる完全犯罪を成立させる最期のピース、それこそが彼氏のスマホ決済導入なのか。知らないけど。終電一本前で帰る。結局、Hの企画は手付かず。メールを入れておく。

ゆーこの話に影響受け、LABO、次は宮本研でもどうかと思い、戯曲集を開く。労働組合、ていうのがミュージカルのネタになるってのが時代であって、面白いね。組合、というシステムの意義と矛盾。労働者の立場を守るための組織だが、会社に勤める以上、社員はいつか出世してしまう。組合の委員として、経営側と戦っていた人が、ある日クルリと経営者側に回って、今度は組合を潰しにかかる。経営者と労働者、そのどちらが会社の本質なのか、という問いはそのまま劇現場にも当てはまる。芝居は演出家が作るが、演じるのは俳優だ。俳優が劇場に来なければ芝居は出来ない。労働者がいなければ会社は潰れる。まあ、今の時代、俺こそが会社なのだという自意識もったサラリーマンがいるとは思えない。俳優は、どうかな。分からない。

能楽cocoon fish、取り敢えずラストまで着地。一見、出来てる。でもどうかな。着地点が見えるのが早い気がする。やはり、地下のシークエンスが意図を感じさせる。でも分かんないな。3本合わせたときに、どう見えるか。ちょっと置いておいて、そのうち誰かに読んでもらおう。それで、まるで違うものになっても構わない。先に進もう。ポリュケイネス不在のアイデアをひとつ、思いついたのでメモ。

大家が秋刀魚1尾くれた。あと、栗。明日の食糧にしよう。昨晩、雨に気付かず干したままだった柿がしょんぼりしてた。ドライヤーあててやる。長い目で育てる。食うけど。

ジャニスで借りたbetcover‼︎『サンダーボルトチェーンソー』聞く。かっこいいな。まだ10代なんだ。それくらいの年齢の頃、おれはタイの道端に寝っ転がって暮らしてた。電話も持ってなかった。ハポンに一軒だけあったネットカフェのパソコンは、ローマ字しか打てなかった。まるで電報か暗号文を打つように、恋人に連絡したものだ。こんな具合。

Ikiteru,mizu ga nurui.

椎葉から連絡あり。暴走ちゃん、入れるらしい。

『偽作・花のノートルダム』読了。